【インド】障害者向けのマッチングイベント・アプリってのがあるらしい。

こんにちは!
インドYouTuberマヨです!

 

Unreported worldというドキュメンタリー動画で、

「インドにおける障害者のためのマッチングイベント」について特集していました。

非常に興味深かったので、ちょっと深堀してみました。

 

ドキュメンタリー「インドにおける、障害者とデート」

英語でのタイトルは、「Disabled and dating in India」でした。

残念ながら、日本語字幕はないので、説明していきますね。

このドキュメンタリーは、インド・ムンバイで開催された、障害者向けのマッチンングイベントを取材したものです。

このマッチングイベントは、100人規模。
会場は、ちょっとお高いホテルのディナー会場の雰囲気。
参加者は、「エンジニア」「歌手」「銀行員」など、みんなキャリアを築いている人々ばかり。
参加金額はわかりませんが、かなり高額だと予想できます。

この女性がイベントの主催者。生まれつき全盲とのこと。

 

驚くべきことに、イベント中に「婚約」するカップルもいます。

不安げに見えますが、インタビューでは二人とも喜んでいるようでした。
写真が苦手なようです。

 

また、気になっていた女性に話しかけに行ったが、相手の女の人のカーストが低いために候補から外すというようなシーンもありました。レポーターが、「障害者への差別と日々戦っているあなたが、なぜ他のカーストを差別するのか?カーストなど気にしなければようではないか?」と問いかけると、彼は「低いカーストの人との結婚は家族が反対するから。。。」と答えるのでした。

複雑ですね。
差別される側である人間が、他の人に対して差別をするのは非常に心が痛みます。
しかし、そもそも結婚相手を探す大きな理由の一つは家族を喜ばせるためなのですから、家族が望む相手を探すのは当然ですからね。。。

 

インドに障害者は多い?

マッチングイベントが開催される背景をみていきましょう。
インドに障害者は多いのでしょうか?

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インドにおける障害者の割合=2.21%(参照元
日本における障害者の割合は=6%(参照元
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数字だけ見ると、インドの障害者の割合は低いように見えます。

しかし、インドの障害者の割合が低いのは、「障害者」として認められるハードルが高いからです。著しく身体能力が劣っていないと、「障害者」として扱われません。
また、路上生活者で障害を持つ人の場合は戸籍がないので、カウントされていないという現実があります。

これらの理由から、実際の障害者の割合は非常に高いと考えられます。
インドに住んでいた頃の肌感覚ですが、かなり多くの障害者がいると感じました。

 

インドにおける障害者の結婚

インドは昔から、「お見合い」文化でした。
親が決めた相手と結婚するのが当たり前だったのです。

最近(15年くらい前から)では、恋愛結婚が増えてきています。
しかし、恋愛結婚は、「恋愛が苦手な人=結婚できないor 難しい」ことを意味します。

こうして、恋愛結婚が増えつつある今、障害者を含めて、「恋愛が苦手な人が結婚できない現象」が起きているのです。

インドは「結婚は絶対」という価値観を持つ人が多いため、
障害者を含めて、結婚が難しい人々は非常に肩身の狭い思いをしているようです。

 

 

障害者のためのマッチングイベントの意義

上記のような社会背景の中、障害者のためのマッチングイベントは生まれました。

これまでは、
・障害者は結婚できない
・障害をもっているため、高額な「ダウリー」(結婚持参金)を要求される
といった問題がありました。

しかし、障害を持っている者同士をマッチングすることで、
・結婚相手を見つけやすい
・「自分は障害を持っている」という劣等感を感じずに、素の自分を出せる
・お互いの苦しみ、悩みを共感でき、理解しあえる
といったプラスの効果を生み出しています。

 

また、ドキュメンタリー番組の中では、
結婚相手としてはではないが、友達として、理解しあえる人を見つけることもできていました

印象的だったのが、38年間、自力で一人で家の外に出たことのなかった女の子が、
イベントで出会った男性に励まされて家の外にお散歩にいくというシーンがありました。
やはり、同じような障害をもつ人からの励ましは、非常に勇気づけられるのだということがわかる出来事でした。

 

Inclov によるマッチングイベント&アプリ

ドキュメンタリーに登場するマッチングイベントのWebサイトは特定できなかったのですが、
マッチングイベントを開催している「Inclov.」という面白マッチングアプリを見つけたので、紹介します!

 

障害者も使いやすいアプリ

このアプリは、
①障害を持つ人も持たない人も誰もが参加できる
②障害を持つ人も使いやすいようにデザインされている
a.視覚障害者に対応した配色、フォント、声によるチャット機能
b.自立度合い、回復可能性、薬の使用度合い、等に応じてマッチングするアルゴリズム搭載

2016年にサービスを開始し、現在は3万人のユーザーがいます。

CEO兼Co-founderは、女性です。

 

 

Gogle Play の評価もまずまず

 

 

イベントも開催し、対面コミュニケーションを促進

アプリ上で出会った人と、実際に対面で会うことが少ない事実があったため、
Inclovはマッチングイベントにも乗り出しました。

こちら、 2017年に行われたイベントの詳細です。
時間: 午後7 時から午前2時(←時間帯が驚き)
場所: The Lalit Hotel,New Delhi(←高級ホテルじゃん!)
チケット:1人 Rs 1,299 / デュアルパス (二人): Rs 1,999 / パーティーパス(四人): Rs 3,399

Lalitホテルというかなり高級な会場のわりに、参加費は安いなという印象です。

 

今後のイベントの詳細は、見つけられなかったです。
アプリに登録したら、見れるのかもしれないです!

 

 

まとめ♪

インドのように「結婚が絶対」という文化の中では、「障害者のためのマッチングイベント・アプリ」はすごく画期的で効果的だと思います。

Inclovは、メディアにも大きく取り上げられ、かなり成功しているようです。

「差別はダメだ」と唱えるだけでなく、
差別されている人々の生活を手助けするようなサービスが、
今後も増えていくといいですね!

参照:
https://www.inclov.com/
http://www.freepressjournal.in/india/delhi-this-match-making-event-by-inclov-at-a-nightclub-is-literally-breaking-barriers/1081337

・大阪大学ヒンディー語専攻卒業 →1年半インドに留学(その間大学は休学) ・現在外資系コンサルタント1年目