「インド人と言えばナンとターバン」は、間違い!実際はこうだ!

こんにちは!まよです!

 

インドといえば、ナンとターバン!というイメージがありますよね。

 

このイメージは、全然現実に即していませんw

なぜ、日本にはこのイメージが根付いているのか、
実際はどうなのかを解説したいと思います!!!!

 

 

ターバンは、少数派だよ!

ターバンをつけているのは、シク教の人だけです。
シク教は、インドの全人口の2%弱です。

 

ただ、シク教徒は比較的裕福で世界で活躍している人が多いことや、日本で活躍したインド人のチャダ(歌手)やタイガージェットシン(プロレスラー)が、シク教徒だったため、
「インド人=ターバン」というイメージが日本にはあるようです。

 

シク教徒では、ターバンの着用が戒律上の義務です。
そのため、インド陸軍の軍装では軍帽に代わる「制式ターバン」が定められています。
また、イギリスでは(インドでも)、シク教徒でターバンを巻いた人はバイクのヘルメットが免除されているから、驚き。ターバンがあったら、ヘルメットかぶれませんもんね。

 

敵から身を守るためとは言えど、ターバンに草みたいなやつがついているのは思わず笑ってしまう。迷彩柄のターバンはないのだろうか?

 

 

あと、シク教徒は、髪やひげを切ることを禁止されています。
2006年には、恋愛のいざこざから、少年が無理やり髪を切られる事件があり、それによりシク教徒の暴動が起き、警察隊と衝突する騒ぎになりました。

 

ただ、この「髪を切らない」「ターバンを巻く」という戒律は、特定の分野で弊害になる事もあるのではないかと思います。例えば、水泳競技では、ターバンを巻いたまま泳ぐことはできませんし髪が長いとその分、水の抵抗で遅くなると思います。厳格なシク教徒は水泳の選手になれないのでしょうか?

 

どの宗教にも言えることですが、今までは当たり前に守ることができていた戒律でも、グローバル化が進み、いろんな文化が流入する中で、「これ、やりたい!」と思っても戒律上難しいことがあると思います。

 

過去の歴史の中で、ターバンがバイクのヘルメットや軍帽として認められてきたように、
今後も宗教の戒律や風習を、様々な文化と上手に融合させ、誰もが参加可能・対応可能な世界を作っていけたらいいなと思います。

 

 

 

ナンではなくチャパティが日常食

インド人は実はナンはあまり食べません。

 

レストランでたまに食べることはありますが、家庭では食べません。
家庭では、全粒粉と水だけで作るチャパティというシンプルなものが食べられます。

 

チャパティ

 

ナンを日常的に食べない理由は、

①ナンはタンドールという窯で焼くが、家庭に窯はないから作れない。
②卵を使用するため、ベジタリアンは食べれない。
③材料となる小麦粉は、全粒粉より高い。また、小麦粉より全粒粉のほうが健康だと考えている。
④ナンは小麦粉というおなかが膨らむものでできており、且つ、バターも塗ってあるため、ヘビーだから、日常生活では食べにくい。

 

ちなみに、インドのレストランでナンを注文しても、日本の形のナンは出てきません。
インドのナンは日本のナンよりも薄くて、かつ、カットされた状態で出てきます。

 

 

日本のナン

 

 

インドのナン

家庭で一般的に食べられているチャパティだけでなく、インドには様々なタイプのナン的なものが存在します。(様々なタイプのナン的なもの、その中の私のオススメなど、またブログに書きます!)

 

インドに旅行に行く時には、ナンを食べずに、チャパティなど、ローカルの人々が食べているご飯を食べてみましょう!

 

では、またねー!

 

 

引用:
https://store.line.me/stickershop/product/1107644/ja
https://matome.naver.jp/odai/2150803225648446801/2150803550750886903
https://www.allposters.ie/-sp/Indian-Food-Chapati-Flatbread-Roti-Canai-Dal-Curry-Teh-Tarik-or-Pulled-Tea-Acar-Famous-India-posters_i12807705_.htm

Developing Heavy Breakthrough Capability for the Indian Army

・大阪大学ヒンディー語専攻卒業 →1年半インドに留学(その間大学は休学) ・現在外資系コンサルタント1年目

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です