私は、総合商社希望で就活するも、全部落ちたため、PwCという超有名な外資コンサルに入社しました。が、結局一年で会社を辞め、仮想通貨のstartupに転職しました。
今日は、そんな私の就活ライフから、ハチャメチャ面接対応など、包み隠さず、語ろうと思います。就活悩んでいる人、外資コンサルや商社志望の人には、ぜひ読んでほしいです。
特に、PwCに関しては、すでに辞めているからこそ書けることも書いているので、雰囲気など参考になるかなと思います。
今回は、内定までの話をして、次の記事で転職の話をします!
就職活動開始、志望企業決定
私は、3年の夏までインドにいたので、就活は3年の10月くらいからスタートしました。
「大企業で、給料高くて、海外に行けて、インフラとか作れる仕事」がしたいと漠然と思っていたので、商社を志望しました。ただ、商社は就活時期が遅いので、「面接とかの練習のために外資系うけよー」と思い、PwCを受けました。
PwC受験のお話
軽い気持ちで受けることにしましたが、負けず嫌いなのでそこそこ対策しました。
具体的には、グループディスカッションや、フェルミ推定などの勉強のため、下記の2つのテキストを読み込みました。どちらも、目からウロコの質の高い本で、これを勉強していれば、かなり強いです。むしろ、優秀な大学生は基本的に読んでいるので、読んでいないと差が出ます。また、考え方などとても勉強になるので、就活生じゃなくても一度は読んで見ることをお勧めします。
1.グループディスカッション(1時間くらい6人くらい)
テキストで勉強したことを踏まえて、なんかテキトーに話せば通った。
目立とうとして周りの雰囲気を乱さず、ふつーに建設的な議論ができるかどうかを見ているようだった。
2.面接(フェルミ推定・ケース、1時間)
人生初の面接!ということで、結構緊張した。
3月のまだ寒い時期、就活スーツの上にド派手なオレンジ色のコートをはおり、
「ちゃんと勉強したんだから、大丈夫!」と自分を安心させて、面接に、いざ出陣!
そして、予想外のお題に大破することとなる。。。。
インドには貧困層と富裕層の間に格差があり~~ぺらぺら~~~そこでこういう施策を打てば~~ペラペラ~~GDPは上がると思います~~!!
正直、「日経新聞読んでないのでわかりません!!?」って言った瞬間、落ちたと思いました。
でも、本命じゃないのでテンパることなく笑顔で対応できました。
入社後、面接官(シニアマネージャーだから結構偉い人だった)に会うことができたので、
「何であんな発言したのに合格させてくれたんですか?」と聞いて見たところ、
「俺も学生の時日経新聞なんて読んでなかったから、そりゃそーだなーって思ったんだよね。でも、インドの話は本当に面白かったし、インドでインターンしてる人なんて滅多にいないから、自信持って合格にしたよ」と言っていただけました。
面接官が発した質問にうまく答えられないことはあります。
そんなこと、面接官は百も承知です。
大事なのは、その時の対応です。
しょぼんとすることなく、笑顔で巻き返せば、むしろ「根性座ってる」と思ってくれます。
面接の時は、最後まで元気一杯笑顔を突き通しましょう!
3.最終面接(英語30分、役員30分、人事30分)
①英語面接
人事の女性が英語面接担当でしたが、英語あんまり上手じゃない。。面接官が聞き取れるようにゆっくり話してあげました。。
英語圏への留学経験のない私は、英語できないと思われていたみたいです。。。
②役員面接
ここで、マヨは、テンパりすぎて、カラスをハトと勘違いする。
カラス(ハトと思ってる)は公園に多く存在すると仮定し、、、東京都に公園は〇〇個あると仮定できるため、、、、公園1つあたりに〇〇匹いるとすると、、、東京都には〇〇匹いると推測できます!
とりあえず、笑い飛ばしながら色々ごまかした。。。。
ま、ここでも、笑顔でやり通したのが、良かったっぽかったです。
(他に良いところなかったしw)
③人事面接
人事さんによる説明タイム~全然面接になってねー!
4.合格通知を電話でいただきました
とゆうことで、面接でドタバタしたにもかかわらず、すんなり合格しました。
受かった理由は、
①度胸がすわっていて、むちゃぶりに常に笑顔で対応していたこと、
②インドで生きていくたくましさが評価されたこと、
③それなりに準備をして、「真面目にやってますアピール」ができたこと、
だと思います。
で、PwC自体がとても良い会社で行ってもいいかなと思ったので、滑り止めとして使うことにしました。よって、私はこのあと、大本命の総合商社7社のみを受けることにしました。
実は、商社の面接がこれからだという時期に、PwCから、「この会社に入社します」という趣旨の誓約書にサインするように言われました。実際には、この誓約書に法的拘束力はありませんが、後ろめたいことは嫌いなので、「商社の面接受けてるんで、誓約書にまだサインできないんですけど、、、」と人事の方に相談しました。
そしたら、「我々としても、他に志望している会社も最後まで受験して、納得できる形で会社を決めてほしい。誓約書の期限を1ヵ月延期しますね。」と言ってくださいました。
その時、PwCに惚れました❤︎
総合商社受験のお話
①書類選考+SPI(Webテスト)
総合商社は優秀な学生が数多くエントリーしますが、SPIでかなりふるいにかけられると言われています。数学がメッポウ弱い私は、「これは、勉強しないとやばいかもしれない」と思い、メチャクチャ勉強しました。1ヶ月間程度、ほぼ毎日カフェにいき、5時間くらい勉強していました。SPI本番は、各社用に何度も受け直しました。(点数悪い場合のリスクを分散させるため)
その結果、
三菱、住友、丸紅、伊藤忠、豊田通商は合格
三井物産、双日は不合格でした。
三井物産に落ちたのは、ここだけテストの種類がSPIではなくGABだったから。
双日に落ちたのは、よくわかりません。(ま、私を落とすってことは人事がバカだったんでしょう)
②面接
まあ、面接はどこも似たような感じでした。
三菱商事だけ、超面白かったので、そこだけ会話の内容をシェアします。
私は、「大阪大学の寮の副寮長」だったので、そのことを履歴書に書いていました。
大阪大学の寮は以前「月曜から夜ふかし」が取材に入り、その際に私が友達にプレゼントしたカーマスートラ(インドのエロ本)が取り上げられました。
面接終盤、2人の面接官のうち、1人が、、、、、
この後、私は面接会場を出た3分後に「一次面接通過したから、今すぐ二次面接に来て欲しい」と言われました。
これは、「特別に優秀な学生だから、早く二次面接をして合格させて囲い込むべし」ということを意味する、快速切符です。
その後、会場に戻って二次面接を受けたが、準備不足もあり、二次面接で落ちましたw
残念ではありましたが、一番楽しい面接で、良い思い出になりました。
とまあ、面白いシーンもありましたが、ほとんどは真面目な面接でした。
商社は体育会系を好むので、「インド大好き!気温50度位までならよゆーです!、英語はインド人の彼氏で練習しました!」みたいな回答をして、うまく笑いを取りつつもたくましさをアピールしました。
面接は5社受けてましたが、最終面接に行けたのは丸紅だけでした。
丸紅も最終面接でおちて、そこで私の就活は幕を閉じました。
就活終わってみて。。
ここまで読んで、分かったと思いますが、
結構テキトーに就活が終わりました。
正直、PwCに本当に行きたいかと言われると、「まあ、別に。。。」って感じでした。
でも、PwCは海外でのネームバリューがデカイし、世界で働きたい国ランキングで2位とったことあるし、給料まあまあ良いし、成長出来そうだし、悪くないかな〜っていう感覚でした。
今思えば、もっと、「自分は何がしたいのか?」ということに、向き合っておくべきだったと思っています。ただ、向き合ったところで、「本当にやりたい仕事」に出会えたどうかは不明です。だって、大学までの生活で、社会に出ることもなく、「自分が本当にやりたいこと」なんて本質的な問いの答えは出ないと思うんですよね。
とまあ、若干中途半端に就活してしまった感は否めなかったんですが、PwCに入社して、結果的には非常に良かったと思っています。1年という短い間に本当にいろんなことを経験させてもらったので。
それでも、私は、PwCが天職とは思わなかったので、転職することにしました。
転職の話は、次の記事でに書くので、楽しみにしていてくださいね!
おしまい!