こんにちは!マヨです!
皆さんは、インドの古典舞踊が、どんなものか知っていますか?
↑↑↑↑↑↑これじゃないですよ。。。笑↑↑↑↑↑↑
これは、ボリウッドダンス(映画のダンス)です。
インドの8大古典舞踊
インドには、8つの古典舞踊が存在します。
(実際には、もっと沢山の舞踊が存在しますが、ここではThe Sangeet Natak Akademiという国立の芸術学校が定める8つの古典舞踊を8大古典舞踊とします。)
1.Bharatanatyam(バラタナーティヤム)= Tamil Nadu発祥
2.Odissi (オディッシー)=Odisha発祥
3.Kuchipudi(クチプリ)= Andhra Pradesh発祥
4.Mohiniaattam(モヒニアータム)= Kerala発祥
5.Sattriya(サットリヤ)= Assam発祥
6.Kathakali(カタカリ)= Kerala発祥
7.Kathak(カタック)= 北インド発祥
8.Manipuri(マニプリ)= Manipur発祥
結構沢山ありますね。。。。
全てを全部説明すると非常に時間がかかりますので、
1.Bharatanatyam(バラタナーティヤム)
2.Odissi (オディッシー)=Odisha発祥
7.Kathak(カタック)= 北インド発祥
この3つを3回に分けて、詳しく紹介したいと思います!
この3つは、日本にもいくつか教室があり、日本人にとって親しみやすい舞踊だと思います!
本日、古典舞踊紹介第一回目は、
「バラタナーティヤム」です!
Bharatanatyam(バラタナーティヤム)in Tamil Nadu
バラタナーティヤムの歴史
2世紀から存在したのではないかとされており、インドの最も古い舞踊だと考えられています。
伝統的に、ヒンドゥー教の巫女であるデーヴァダーシーが、神に捧げる宗教的な舞踊として、寺院にて踊っていました。当初は、女性がソロで踊るものでした。
デーヴァダーシーは、神の召使として崇高な存在とされていましたが、時代と主に奴隷のように扱われていき、遊女・売春婦のようになっていったため、バラタナーティヤムも廃れていきました。
1930年代、バラモンというカースト最上位の身分であるルクミニ・デーヴィーは、バラタナーティヤムをみて、「自分も踊りたい」と思いました。デーヴァダーシー のみしか踊ってはいけなかったバラタナーティヤムを、そうでない一般大衆も踊れるものにするため、Kalakshetra(カラクシェートラ)という古典音楽と舞踊の学校を作りました。
こうして、バラタナーティヤムが再発見され、一般大衆にも門戸が開かれ、「芸術」として磨かれていくことになりました。
バラタナーティヤムの特色
どんな舞踊なのかを理解するには、動画を見るのが一番!ご覧ください!
バラタナーティヤムにはいくつかの宗派があります。
前述のカラクシェートラでは、「芸術」として磨かれていったため、ステップなどの派手さや芸術性を重視します。
一方で、Thanjavur(タンジャウール )派は、神に捧げる意味合いが強く、派手さよりも手のムドラの表現を重視します。
近年は、舞踊のコンクールなども開催されており、そこでは、手のムドラよりも足のステップの表現が重視されています。(ムドラは、手の形のこと。各ムドラには、それぞれ意味があります。)
バラタナーティヤムでは、つま先を外に開き大きくスクワットする動きがあります。
この動きや、その他の足を床に打ち付けるステップにより、バラタナーティヤムの踊り手はしばしば股関節を怪我します。
爪先立ちで踊るクラシックバレエをずっと踊ってきた私ですが、
やはり芸術とは体の限界や怪我あってこそなのだなと感じます。
まとめ
バラタナーティヤムは、「古典舞踊」です。
一見そんなに難しそうに見えなくても、「守るべき型」を習得するには、長い歳月が必要です。
しかし、趣味として踊る、ボリウッドダンスに古典の要素を追加するといった程度であれば、大人から初めても十分に楽しめると思います!
日本にも、バラタナーティヤムのお教室はいくつかあります。
興味がある人は、ぜひ、足を運んでみてください!
では、またねー!